政府高官と政府首脳の違い【ビジネスに使える雑学】

公開日:  最終更新日:2016/10/20

マスコミでよく使われる政府高官や政府首脳の違いをご存知ですか?

違いを知るとニュースの見方が変わってきますよ。

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政府高官とは?

「政府高官」とは一般的には各省庁の局長級以上か内閣官房副長官を指します。

官房副長官の定員は事務担当(キャリア官僚1人)と政務担当(国会議員2名)の3人。

事務担当が「政府高官」と呼ばれます。

政務担当が「政府筋」と呼ばれることが多いです。

 

政府首脳とは?

内閣官房長官を指します。

内閣官房長官は総理大臣の右腕と呼ばれる職なので、総理大臣の意向を代弁しています。

総理大臣の考え方を、国民にわかりやすくタイミングよく伝えるのが役目です。

 

なぜ使い分けるの?

各省庁も、内閣官房も直接マスコミ発表してしまうと、公式の発言となってしまいます。

一度公式見解を発表すると、覆すことが難しくなります。

また、後々各方面から言質をとられることで、その後の政策運営に支障をきたすこともでてしまいます。

そこで、政府の考え方を広く伝え賛否や影響を把握したいときに、政府高官や政府首脳という、いわば匿名で発表するのです。

マスコミ側も、政府や各省庁の意向はニュースバリューになるので、匿名として取材をして発表します。

 

 

 

 

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