仕事の習慣化が最良のモチベーションをつくる
ものが動く時には、動き始めに大きな力が必要になります。
電車も発車時に最大電力を使いますが、スピードが上がると慣性の法則で動力は少なくてすみます。
1から2、2から3に進むには、それほどエネルギーは使いません。
少しの後押しだけでスピードアップできるのです。
ゼロから1にするときに一番エネルギーが必要なのです。
どんな人でもはじめての仕事をする時には時間とエネルギーがかかります。
慣れてくると手順やノウハウが身について、すぐにトップスピードに乗ることができるようになります。
仕事ができる人はこのメリハリがはっきりしています。
仕事の着手時で一番パワーが欲しいときにいっきに処理していきます。
これが習慣になると、山のような書類が目の前にあっても次々に処理できるようになっていきます。
逆に仕事の着手時をグズグズしているひとは、いつまでも波にのれません。
何度も書類を見返してしまい、すぐやるのか、あとまわしにするのか、ばかりを考えて時間が過ぎていきます。
あたりまえですが、仕事は処理をしないと次々と溜まっていきます。
仕事を溜め込まないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
困難な仕事こそ習慣化する
どんなに仕事のできる人でも、はじめて仕事はつまづきながら時間をかけてこなすものです。
あなたがはじめてのパソコンを使ったときのことを覚えていますか?
最初はキーボードで文字を入力することすら苦痛だったはずです。
そのうちに意識しないでも入力ができるようになり、音楽を聴きながらでも使えるようになったでしょう。
どんなことでも経験が蓄積されていくと、一度覚えた知識や作業は無意識でもできるようになります。
さらに経験をつんでいくと正確さとスピードがアップしていきます。
つまり、どんなに困難な仕事でも習慣化さえしてしまえば仕事は速くなるのです。
習慣化を身につけるにはこんなコツ
習慣化するには、一週間、一ヶ月と続けることですが、根気が必要です。
仕事を効率化する「習慣化」を簡単に身につけるにはどうしたらいいでしょうか。
「もう一人の自分を仮想する」という方法が効き目があります。
自分自身を俯瞰でみて、無意識に仕事をこなしていくロボットのような自分を仮想します。
もうひとりの自分に仕事をさせてしまうのです。
本体である自分はとっておいて、もう一人の自分に仕事をを丸投げする感じです。
つまらないと思った仕事でも心の負担が軽くなって、継続するモチベーションがあがります。
誰かにやらされていると思い始めると、やる気がどんどんなくなってしまいます。
しかし、自分自身に命令されてやっていると思えばスムーズに動き出すキッカケになりますね。